大岡淳さん、小田透さんの対談「批判する精神 ~ブレヒトとフランクフルト学派~」

昨日、16日のお話の会の打ち合わせをしました。
戦後、日本でブレヒトがどのように受容されてきたのか?間違った需要のされ方をしてきたのではないか?ブレヒトがほんとうに言いたかったことは何だったのか?大岡訳の現代語を今ここで読むことによって、その「本当」が浮かび上がってくるのではないか。
共産主義が勃興していく時代に生きたブレヒトにとっての資本主義のとらえ方が、単に反資本主義だったのか、親共産主義的だったのか、果たしてそんなに単純なものだったのかどうかを「三文オペラ」(共和国)を訳した大岡淳さんと、同時代同じドイツの哲学についての本「フランクフルト学派と批判理論」(白水社)を訳された小田透さんお二人にお話をしていただきます。
あぁこんな説明で間違ってはいないだろうか・・・・。昨日のお二人のお話は、自分の位相のもう二つくらい上で話されていて、まったく自信がありません。
しかし少なくとも、過ぎ去った歴史などに興味はないなどとどうか思わないでいただきたいです。当時のブレヒトにとっての資本主義を考えることは決して今の暮らしやこれからのそれぞれの人生とつながるものですし、現在の鵺のようにとらえどころのない資本主義の状態は、そのように位相を変えて考えてみるとすっとわかりやすくなるかもしれません。もちろんお二人とも今ここのことをずーっと考えている人ですし。
会の次の日、17日の大澤真幸さんと大岡さんの対談がスノドカフェでありますが、同じつながった問題系も16日に話されると思いますので連続で聴けばとっかかりが広がるかもしれません。まだ人数は大丈夫なのでぜひともご参加お待ちしております。
よろしくお願いいたします。
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